なぜ、小さな子どもとふれあったことがない男性が増えたのか|データ分析・統計学
日曜日の午後、姉の家で、生まれて半年のおいっ子をいきなり手渡される。首はどこを支えればいいのか、腕はこのままでいいのか。「落としたらどうしよう」と体が固まり、赤ちゃんは泣き出してしまう。小さな子どもとどう接すればいいのか分からない、と感じたことがある方に向けた動画です。
国の調査で、結婚していない18〜34歳の人に「赤ちゃんや小さい子どもと、ふれあう機会がよくあったか」を聞いています。「よくあった」と答えた男性は、2015年の38.8%から、2025年には32.5%に下がりました。今では、およそ3人に1人です。そして、ふれあう機会があった男性ほど、「いずれ結婚するつもり」と答える人が多い傾向があります。
本動画では、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」と、海外の研究をもとに、なぜ小さな子どもとふれあったことがない男性が増えたのか、そしてそれが結婚への気持ちとどうつながっているのかを一つずつ見ていきます。そして最後に、この話の見え方が変わる、もう一つの意外な数字も紹介します。
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▼目次(タイムスタンプ)
00:00 おいっ子を抱っこして固まった彼(ふれあう機会 38.8%→32.5%)
01:33 第1章|子どもとふれあう機会が「よくあった」男性は、3人に1人
03:01 女性でも、ふれあう機会は減っている
03:21 第2章|ふれあう機会があった男性ほど、「いずれ結婚するつもり」が多い
04:33 希望する子どもの数にも、差がある
05:23 第3章|理由(1)小さな子どもが、身近にいなくなった
06:48 きょうだいの出産は、影響しあう(ノルウェーの研究)
07:42 第4章|理由(2)「かわいい」と「どう接するか」は、ふれあう中で育つ
08:44 父親の脳は、子育ての経験で変わる
09:33 たとえ話:プールと泳ぎ
10:58 第5章|数字を読むときの注意点
12:04 ここまでのまとめ
12:52 終章|父親になった男性の、半分以上が「毎日のように」育児をしている
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▼参考文献・データ
・国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(2025年)結果の概要
図表11-1 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価(未婚者)/図表11-2 子どもとのふれあい経験別にみた、未婚者の生涯の結婚意思/図表11-3 子どもとのふれあい経験別にみた、未婚者の平均希望子ども数/図表1-1 未婚者の生涯の結婚意思/図表6-2 夫婦の出生子ども数の分布(結婚持続期間15〜19年)/図表10-15 第1子3歳までの母親との居住状況/図表9-9 第1子が3歳になるまでの夫の家事・育児頻度
https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/do...
・Lyngstad, T. H., & Prskawetz, A. (2010). Do siblings' fertility decisions influence each other? Demography, 47(4), 923–934.
https://doi.org/10.1007/BF03213733
・Glocker, M. L., Langleben, D. D., Ruparel, K., Loughead, J. W., Gur, R. C., & Sachser, N. (2009). Baby schema in infant faces induces cuteness perception and motivation for caretaking in adults. Ethology, 115(3), 257–263.
https://doi.org/10.1111/j.1439-0310.2...
・Abraham, E., Hendler, T., Shapira-Lichter, I., Kanat-Maymon, Y., Zagoory-Sharon, O., & Feldman, R. (2014). Father's brain is sensitive to childcare experiences. Proceedings of the National Academy of Sciences, 111(27), 9792–9797.
https://doi.org/10.1073/pnas.1402569111
※「ふれあう機会がよくあった」かどうかは、答えた人が自分で振り返ったものです。答えたのは18〜34歳の未婚者で、年ごとに別の人たちが答えたものです(2025年の男性は1,676人)。ふれあう機会と結婚への気持ちのつながりは、どちらが原因かはこの調査だけでは分かりません。2021年の調査はコロナの流行の最中に行われました。夫の育児の数字は、2020〜22年に第1子が生まれた277組の答えです。海外の研究は海外のデータで、日本でも同じように言えるとは限りません。
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▼免責事項・学術的留保
※本動画の考察は、公的統計と学術研究にもとづく客観的な分析であり、特定の個人・性別・世代の生き方や価値観を否定・批判する意図はありません。子どもと関わる人生も、関わらない人生も、どちらも自然な選択です。
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▼音源素材
ナレーション:AivisSpeech(澤原 玄二郎)
BGM:甘茶の音楽工房
#子育て #結婚観 #恋愛 #少子化 #価値観 #統計学 #データ分析 #考察
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