人を追い詰めた人間がたどり着く末路。
【「証拠を残さない男の陰湿さ」と、派遣の電話口で起きた因果応報の瞬間。】
ハラスメントもよく話題になるが、男の嫌がらせやいじめというのは、時として女のそれよりも圧倒的にタチが悪いことがある。
四国電力の問題などもニュースになっているが、本当に性質(たち)が悪いのは、メールやSMS、チャットといった記録には絶対に証拠を残さず、陰湿にパワハラやセクハラを重ねるような連中だ。
高校の時に俺に対してあんな陰湿な嫌がらせをやっていたやつらも、きっとろくな人生を送っていないだろうな――と思っていたら、実際にそれを目の当たりにした瞬間があった。
30歳くらいの頃だったか。
派遣会社に所属していた時、明らかに当時の高校の同級生と同じ話し方、同じ名前のやつが仕事に応募してきた。しかし、そいつは当日無断欠席。
もちろん、あの頃散々嫌がらせをしていた相手が、いまや現場の責任者として電話を受けているなんて、そいつは夢にも思っていなかっただろうな。
30歳にもなって定職にもつかず、平気で無断欠席をする。……情けねえやつだと思った。
陰湿な嫌がらせで他人を追い詰めても、人生のツケは必ず回ってくる。
先週書いた、家族を守るために自ら命を絶つような悲劇も含めて、人の心を壊す人間がどうなるか。その現実を、俺は知っている。
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