なぜ日本人は柿を大切にしてきたのか?|神の食べものに秘められた先人の知恵/岩崎致弘
柿は、ただの秋の果物ではありません。
軒先に吊るされた干し柿。庭先に立つ一本の柿の木。収穫せずに、枝に残された一つの実。
日本人は古くから、柿を食べるだけでなく、皮も葉も渋も、暮らしの中で大切に使ってきました。
柿の学名は「Diospyros kaki」。その名には「神の穀物」という意味が込められ、日本語の「柿(kaki)」がそのまま学名に使われています。
日本で生まれたとされる甘柿。奈良の柿の葉寿司。暮らしを守る柿渋。失敗から生まれたお菓子「柿の種」。そして、実を一つだけ残す「木守り」という習わし。
さらに、渋柿が甘い干し柿へと変わる不思議な果実。
「待つこと」「使いきること」「残すこと」。
一本の柿の木から見えてくるのは、自然とともに生きてきた日本人の知恵と、豊かさのあり方です。
10月26日は「柿の日」。
秋の実りを通して、日本人の暮らしと心を見つめてみたいと思います。
みなさんの家や地域には、柿にまつわる習わしや思い出がありますか?
ぜひコメント欄で教えてください。
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画像出典: 浪花屋製菓の本社外観
作者: Rebirth10
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ライセンス: CC BY-SA 4.0
改変: 拡大・トリミング
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