「上がりすぎ」「売ったあとどこに行けば…」福岡市の不動産価格上昇問題 ファミリー向けは6年で1.5倍に 市長選候補者13人はどう考える?
過去最多の13人が舌戦を繰り広げている福岡市長選。
福岡市では人口増加や街の発展に伴い不動産価格が上昇し続けていて、「住みづらくなっている」と訴える市民もいます。
RKBが実施したアンケートの結果も交え、各候補の考えをお伝えします。
「地価が上がりすぎ」市民から家賃に不安の声
80代女性
「高いね。家賃も上がっているしね。みんな誰でも住めるような街にしてほしいです」60代女性
「売りたいけど売った後どこに行っていいか分からないし、今後買えなくなるし、高齢者で貸してもくれなくなるし、難しいですよね」30代男性
「地価が上がりすぎて家とかも結構大変なので、生活が楽になるような取り組みを(新市長に)期待したいなと思います」
福岡市民から漏れてくるのは住宅の価格や家賃に関する不安の声。
福岡市は高島市政の16年間で人口がおよそ21万人増え、「日本一元気な街」とも呼ばれていますが、その副作用も起きています。
不動産鑑定の専門家は「歴史的な局面にある」と指摘します。不動産鑑定士・上銘隆佑さん
「地価自体は非常に好調でして、福岡市の住宅地はここ20年で2倍以上、商業地に至っては3倍以上、非常に高騰している状況にあります。人口の増加率も各都市の中でトップクラスで伸びているので、需要が非常に増えている」
不動産業者も頭を悩ます ファミリー向け家賃は6年で1.5倍以上に
不動産売買や賃貸を手がける担当者は「需要はあるものの紹介できる部屋が足りていない」と話します。鳥飼ハウジング・白木昭如 課長
「新築のマンションもすごく高くなって、それに伴い周りの中古マンションも同じように販売価格が上昇している」
Q 借りたいという需要は多い?
鳥飼ハウジング・白木昭如 課長「多いです。多いですが、逆に福岡では借りられないから賃料を上げて借りるとか、どこか妥協しているのだと思います」民間の調査では、福岡市の家賃は2020年と比べてシングル向けで37%、ファミリー向けでは56%も急上昇しています。RKB・田中康徳 記者
「高騰する不動産価格や家賃の問題、各候補者はどのように考えているのでしょうか」
市長選の候補者13人の考えは?
不動産の問題について、RKBは市長選の候補者に独自のアンケートを実施しました。荒牧明楽氏は「住宅供給の促進と所得向上で住居費負担を軽減する」森健太郎氏は「住宅支援と大胆な減税で手取りを増やす」西脇寛樹氏は「手頃な家賃の住宅を増やし住居費を軽減」渡辺久也氏は「人口増加に伴う弊害だと考えています」片山純子氏は「住まいは人権。家賃補助・公営住宅の拡充」新村優氏は「住まいの支援拡充と所得向上を両輪で進める」阿部秀樹氏は「若者・子育て世帯への家賃補助など住居費負担の軽減を進める」稲富修二氏は「家賃支援や住宅供給策で住居費負担を軽減」吉富景子氏は「投機的な取得の把握と民泊規制で住宅を守る」佐々木彩乃氏は「市営住宅の拡充や空き家や家賃補助などの支援を進めます」調崇史氏は「住宅費高騰は市民生活の課題。負担軽減策を進める」神野元基氏は「成長の影。手ごろな家賃の住まいを増やす」井上潔氏は「発展に伴う副作用。天神一極集中の見直し」
専門家「伸び率は縮小するが少しずつ上昇する」
「歴史的な局面」から今後どうなっていくのか、専門家の分析は…不動産鑑定士・上銘隆佑さん
「福岡市の地価は上昇幅が少しずつ縮小しています。物価自体も全体的に上がっているので、伸び率は縮小しますが前年よりは少しずつ上昇していくというのが私の見通しです」
福岡市の人口が2040年までは増えると予測されている中、高騰する不動産価格や家賃の問題。
どのように対応していくのか、そのメッセージも市長を選ぶための重要な基準となりそうです。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...
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