【眠れる歴史の一日】平安時代、陰陽寮で時を守る人の一日(3時間)
平安時代、都の宮の真ん中にある小さな役所、陰陽寮で、水の時計の番をして、時の太鼓と鐘を打つ人の一日を、夜明け前から夜まで、静かに辿ります。眠るための語りです。
この動画に、驚く出来事は出てきません。占いも、まじないも出てきません。途中で眠ってしまって構いません。
音量は小さめでお聞きください。
■ チャプター
0:00 導入
2:47 夜明け前
23:36 夜明け
50:20 朝
1:15:24 昼前
1:41:17 昼すぎ
2:05:12 夕方
2:34:46 夜
2:58:52 終わり
■ この話について
いまから千百年ほど前。平安宮の真ん中、内裏の南にあった陰陽寮で、漏刻(水の時計)の番をして、時の太鼓と刻の鐘を打つ「時守(ときもり)」の、冬のはじめの一日です。晴れて風の弱い、行事のない日です。
寮の端の板屋で夜明け前に目を覚まし、凍らないように水の口の下に炭を足し、井戸の水を布で濾して器に足して、卯の刻の太鼓を六つ打ちます。小さな音から大きくしていく門の太鼓で、宮の門が開いていきます。昼は器を絹の布で拭い、暦の庁へ炭を届け、灯心にする布を裂きます。日が暮れれば、門を閉じる太鼓を打って夜の番に漏刻を渡し、亥の刻の太鼓を聞きながら眠ります。時の太鼓は時ごとに数が減り、刻の鐘は刻ごとに数が増えていきます。
養老令の職員令・宮衛令・雑令、『延喜式』陰陽寮式(時の鐘鼓、門の鼓、漏刻の灯油・炭・布)、『令集解』、『日本紀略』、陽明文庫本「宮城図」と京都市による平安宮中務省跡の発掘成果などをもとに構成しています。この話の日は、醍醐天皇の延喜十一年(911)の旧暦十月二十六日に設定しました。この年の十月下旬に行幸や火災、喪の記事が無いことは『日本紀略』によります。安倍晴明が生まれる十年ほど前の陰陽寮です。主人公の時守と相番は架空の人物で、住まい、番の受け渡し、漏刻の器の形、一日の時刻などの細部は、この話のための設定です。耳で聞いたときに紛れやすいため、本編では職名をほとんど言っていません。時代考証の点検には生成AIによる校閲も併用しています。
■ このチャンネルについて
寝付きの悪い制作者が、自分のために作っている、眠るための語りです。
途中で眠ってしまうことを前提に、驚く出来事を入れず、静かに続く話だけを選んでいます。
人気の作品に登場する職業や時代の「実際の一日」を、時代名と職業名で、淡々と辿ります。
■ 音声
Gemini(Google)による音声合成
■ 画像
ChatGPT(OpenAI)で生成
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