電気もガスもない北海道の冬を古代人はどう生き延びたのか【竪穴住居】
電気もガスもない北海道の冬を古代人はどう生き延びたのか【竪穴住居】
火が、消えている。あなたは暗闇の中で目を覚ます。外は雪、場所は真冬の北海道。スイッチも、ガス栓も、助けを呼ぶ電話もありません。
およそ五千年前、北海道の南で暮らした縄文人は、そんな冬を何千回も越えてきました。あなたが頼りなく感じるかもしれない竪穴住居には、深く掘られた床と厚い屋根の知恵が詰まっています。ところが実験でわかったのは、火が消えれば室内はすぐ氷点下に戻るという事実でした。大船遺跡、御所野遺跡、入江貝塚に残された証拠をたどると、あなたは冬を越すために本当に必要だったものに気づくはずです。
── 目次 ──
00:00 火が消えた真冬の夜
00:49 なぜ南へ逃げなかったのか
01:33 竪穴住居とはどんな家か
01:54 大船遺跡 深さ二メートル四十センチの家
03:31 一九八四年 竪穴住居に住み込んだ実験
05:37 竪穴住居は北の寒さに通用したのか
06:33 一つの火がこなした三つの役目
07:04 御所野遺跡で見つかった土の屋根
07:43 室温マイナス一度 火がもつのは二時間
08:35 一冬に必要な薪は六トン
09:36 寒さの前に来る飢えと秋の備え
11:13 足形付土版が語ること
11:52 縄文人の冬の一日を再現
13:41 長い夜と焚き火の物語
14:45 夜の火を誰が守るのか
15:19 竪穴住居の本当の知恵
16:27 入江貝塚 一人の骨が伝えること
17:37 暖かい部屋に暮らすあなたへ
18:55 もう一度、あの夜へ
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