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「港を出るだけで4時間半」旅順艦隊はなぜ自分の港から出られなかったのか【旅順港・閉塞作戦・203高地】

地形再審108,540回視聴投稿日: 2026/11/02
1904年3月22日、旅順港のロシア艦隊が港の外にそろうまでに、4時間半かかりました。「難攻不落の要塞」と呼ばれた旅順港。しかし港の中の艦隊は、日露戦争のほとんどの時間を港の中で過ごしています。港の入口、潮の満ち引き、港を囲む丘を、地形データと当時の史料で読み解きます。艦隊はなぜ、自分の港から自由に出られなかったのか。 凍らない港を求めたロシアが1898年に手に入れた旅順。しかし清が造った港は小さく、入口は東の黄金山と老虎尾半島のあいだに一つだけ。幅はおよそ270メートル、戦艦が通れるのは満潮のときだけでした。南側に二つ目の入口を開く工事は、戦争に間に合いませんでした。 有馬良橘らによる3度の閉塞作戦、サーチライトの中で「丘のくぼみ」を入口と見誤った武州丸。マカロフ提督の出撃と、ペトロパヴロフスクの触雷。そして、海からは港の水面がほとんど見えないのに、陸の203高地からはおよそ7割が見えるという地形の計算。艦隊を守るはずだった地形が、最後に何になったのかを見ていきます。 ▼チャプター 0:00 港を出るのに4時間半 0:53 I 凍らない港(1880–1898) 4:01 II 入口は一つ(1900–1904) 7:40 III 入口をふさげ(1904年2月〜5月) 10:44 IV 港の外は罠(1904年3月〜8月) 13:23 V 丘に隠れた艦隊(1904年3月〜12月) 16:02 VI 要塞であり、檻だった ▼あわせて見たい(姉妹チャンネル) 203高地の攻防 ─ 日本史再審 「その命令書は使われなかった」児玉源太郎と二〇三高地、乃木希典の決断【日露戦争】    • 「その命令書は使われなかった」児玉源太郎と二〇三高地、乃木希典の決断【日露戦争】   港の艦隊を撃った砲 ─ 兵器再審 「想像より弱かった」28センチ砲は本当に旅順艦隊を沈めたのか【二十八糎榴弾砲・引揚戦艦の調査報告】    • 「想像より弱かった」28センチ砲は本当に旅順艦隊を沈めたのか【二十八糎榴弾砲・引揚戦...   日露戦争の海 ─ 日本史再審 「タタタタ」日本海海戦は砲火の9時間前に始まっていた【信濃丸・三六式無線・密封命令】    • 「タタタタ」日本海海戦は砲火の9時間前に始まっていた【信濃丸・三六式無線・密封命令】   ▼この動画の作り方 地図・断面図・見通し範囲は、宇宙から測った標高データ(AWS Terrain Tiles)をもとに、すべて自分たちで計算して描いています。港の水面の広さ、203高地や海の上から見える水面の割合は、観測点から水面の一点ずつへ線を引き、途中に山がないかを調べた結果です(データの解像度による誤差があります)。入口の幅は標高データでは測れないため、史料の数字を使っています。史料は、イギリス陸海軍の公式戦史(1910年)と、旅順にいたロシア海軍士官セミョーノフの回想録『ラスプラータ』(1909年)を中心に読みました。写真は当時の記録写真です。 ▼参考文献・史料 ・Official History (Naval and Military) of the Russo-Japanese War, Vol. I(英国 Committee of Imperial Defence 編、HMSO、1910年) ・Vladimir Semenoff, Rasplata: The Reckoning(英訳、1909年) ・ウィキペディア日本語版「旅順港閉塞作戦」「有馬良橘」「旅順攻囲戦」(事実確認に使用) ▼地図・写真・音楽 地形データ:AWS Terrain Tiles(SRTM・GMTED・ETOPO1) 写真:Wikimedia Commons(パブリックドメイン:雑誌『ニーヴァ』1904年、米海軍歴史遺産司令部 NH 101324、Underwood & Underwood ほか) 写真「Port Arthur」立体写真3点:Tekniska museet(スウェーデン国立科学技術博物館), CC BY 2.0, via Wikimedia Commons BGM:OpenTracks 「crux」まんぼう二等兵 /「BGM - 117 - Painted Clouds」Sound Of Incense /「Abyssal Keys」MFP【Marron Fields Production】/「Deep Search」MATSU /「The Weight of Courage」MFP【Marron Fields Production】/「星の記憶」のる /「輪郭」もっぴーさうんど ▼チャンネル 地形再審は、日本史の「場所」を、地形と史料で読み解くチャンネルです。なぜ、その場所だったのか。 人と戦い ─ 日本史再審    / @nihonshi-saishin   兵器と技術 ─ 兵器再審    / @heiki-saishin   ご家族に旅順や大連、満洲で暮らした方、海軍で働いた方がいらっしゃれば、聞いた話をぜひコメントで教えてください。 #旅順港 #日露戦争 #地形再審

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