なぜ日本は、世界一清潔な国なのか?|江戸の仕組みと昭和の汚染からの復活|きれい好きだけでは片付けられない本当の理由を徹底解説
世界一清潔と言われる国、日本。世界では、およそ34億人が安全に管理されたトイレを使えずにいる一方、日本では8割をこえる家庭に温水洗浄便座があります。
よく言われるのは「日本人は、もともときれい好きだから」という理由です。けれども、昭和の中ごろには、日本の川や町が、ひどく汚れた時期もありました。
日本を清潔にしてきたのは、心がけだけではなく、糞尿やごみを町の外へ運び出す仕組みと、体と家の中を清潔に保つ毎日の暮らしでした。
江戸の町の記録、国の統計、研究をもとに、日本が清潔な国になった3つの理由をたどります。
▼この動画でわかること
・人口およそ100万人の江戸が、下水道がなくても、汚物であふれることがほとんどなかった理由
・なぜ糞尿が、お金で買い取られたのか(下肥と、1016の村が加わった値下げの争い)
・江戸のごみは、どこへ運ばれたのか(永代浦と、古着屋・焼き継ぎ・紙くず買い)
・玉川上水と湯屋が支えた、お風呂に入る暮らし
・なぜ日本人は、家に入る時に履物を脱ぐのか
・江戸の仕組みでも防げなかった病(回虫とコレラ)と、明治の水道・下水道
・なぜ昭和の日本は、一度汚れたのか(化学肥料・下水道づくりの遅れ・夢の島とごみ戦争)
・日本は、どうやって清潔を取り戻したのか(下水道・清掃工場・ごみの分別・隅田川の花火の再開)
▼目次
0:00 なぜ日本は、世界一清潔な国なのか?
2:59 1章 100万人の江戸は、汚れてもおかしくない町だった
4:42 2章 1つ目の理由:糞尿が、お金で買い取られていたから
7:22 3章 ごみも、決まった道すじで、町の外へ運ばれていた
9:12 4章 2つ目の理由:豊かな水が、お風呂に入る暮らしを支えたから
12:04 5章 家の中に、外の泥やほこりを持ちこまなかったのは、なぜか
14:08 6章 江戸の仕組みでも、防げなかった病
18:52 7章 3つ目の理由:なぜ昭和の日本は、一度汚れたのか
22:53 8章 日本は、どうやって清潔を取り戻したのか
27:35 まとめ
▼コメントをお待ちしています
あなたが子どものころに見た、町や川の様子で、覚えていることがあれば、コメント欄で教えていただけたらうれしいです。
▼チャンネル登録
/ @rekishi-no-taneakashi
▼歴史の種明かしについて
「昔の人は、どうしていたんだろう?」。ふと浮かんだまま、答えを聞けずにいた疑問に、はっきりお答えするチャンネルです。
世界中の昔の人々の暮らし、技術、戦い、人物を取り上げ、遺跡や記録、研究の数字で、ひとつずつ確かめていきます。
▼動画の制作について
年号や数字は、歴史書の原文や研究資料、国の統計で確かめています。わかっていないことや、説が分かれていることは、分けてお伝えしています。
絵と音声の作成にはAIを使っています(語りは、運営者本人の声をもとにした音声です)。
人物の絵や、写真のように見える絵も、AIで描いたイメージで、実物の肖像や写真ではありません。
内容に誤りがあれば、コメント欄でお知らせください。
▼この動画のもとにした資料
1. UNICEF・WHO 共同監視計画の報告(2000〜2024年):安全に管理されたトイレを使えない人の数
2. 経済産業省の資料(2024年)・nippon.com(内閣府の消費動向調査の紹介による):温水洗浄便座の普及率
3. 内閣府 防災情報の報告書(明暦の大火):江戸の町人の人口の推定
4. 英国の歴史解説:1858年のロンドンの「大悪臭」と、汚れた井戸から広がったコレラ
5. 環境省の資料・環境白書・循環型社会白書:江戸の下肥の取引、ごみの捨て場と収集・運搬・処分、汚物掃除法
6. J-STAGE の論文要旨・須田光輝の論文:下肥の値上がりと、江戸周辺の村々の値下げの訴え
7. 松江市の資料:下肥の値打ちの差と、長屋の大家の収入
8. 葛飾区史編さんだより・品川区の資料・全農の資料:下肥を運んだ舟と、近郊の村の買い取り
9. 江東区の公式ページ:江戸時代からごみと関わってきた沿岸部
10. 東京都教育委員会・国土交通省の資料・新宿区の資料:江戸の衣類と紙の再利用、焼き継ぎ
11. 東京都水道局:玉川上水、石や木の管で井戸へ送った水
12. コトバンク「銭湯」(『守貞謾稿』の紹介による)・湯屋十組仲間の記録:最初の銭湯、湯屋の株
13. nippon.com(川端美季『風呂と愛国』の著者へのインタビュー・『守貞謾稿』の紹介):湯屋の様子、養生訓、西洋の人の見方
14. nippon.com:履物を脱ぐ理由と上がりかまち、スリッパの始まり/コトバンク(世界大百科事典「寝殿造」):沓脱
15. 岡山大学の論文(厚生省の保健所運営報告による)・日本医事新報・J-STAGE・国立保健医療科学院の報告:回虫の卵の見つかる割合と、検便・集団駆虫
16. 石弘之『感染症の世界史』の紹介による・国立国会図書館の日記資料:1858年のコレラ
17. 東京都下水道局の年報・文化庁:神田下水、下水道法、三河島の下水処理場
18. 横浜市水道局・新宿区の資料:日本初の近代水道、淀橋浄水場
19. 環境省・神奈川県の資料:化学肥料の広まりと、行き先を失った糞尿
20. 環境省・国土交通省・農林水産省(2025年):下水道の普及率(1975年度末23%、2024年度末81.8%)
21. 江東区・杉並区・港区の資料・J-STAGE の論文抄録:夢の島、ハエの大量発生、ごみ戦争、杉並清掃工場
22. 東京都建設局:夢の島公園の開園
23. 東京都公文書館の研究年報:首都美化運動
24. 日本法令外国語訳データベース・名古屋市:水質汚濁防止法
25. 東京都の資料(河川の水質)・東京都下水道局「下水道百年史」・台東区:隅田川の水質の数値、花火大会の中止と再開、魚が戻った隅田川
#歴史の種明かし #清潔 #江戸時代 #日本史 #下水道 #隅田川 #歴史 #歴史解説 #雑学 #日本文化
コメント 読み込み中…