“イタリアン屋台”の挑戦!愛媛から福岡へ40歳シェフが選んだ第2の人生【ぎゅっと】(2025年3月31日)
福岡の夜の名物、屋台。
4月、新たに6軒の公募屋台がオープン予定です。
そのうちの1軒、
ふるさとの愛媛県松山市で営む店を閉め、福岡で新たなチャレンジをするイタリアンシェフに密着しました。
▶「夢物語じゃなくて、実現しようと思ったんです」
福岡市中央区の街角に、ひときわ目を引くステンレス製の屋台が登場しました。
この屋台を手掛けたのは、愛媛県松山市でイタリアンレストランを15年間営んできた河野大地(こうの・たいち)さん、40歳。
「やっぱり人が入ると狭く感じるんかな…でもワクワクもあるし、不安もあるんです」と語るその表情には、新天地での挑戦への決意がにじみます。
河野さんが目指すのは、ただの“屋台”ではなく、地元福岡の人たちにも愛される、清潔で本格的なイタリアン屋台。
そのスタートに向けて、福岡での新しい生活がいよいよ動き始めました。
▶「家族の夢、全部ここに詰め込みました」
屋台開業を決意した理由は、子どもたちの“福岡に住みたい”という言葉。
旅行で訪れた福岡の街に家族みんなが惹かれ、特に長男が「福岡でサッカーをやりたい」と強く希望したことが転機になりました。
夢を夢で終わらせず、実現するために動き出した河野さん。
まずは自身が単身で福岡へ移住し、家族が安心して暮らせる体制づくりに挑みます。
「子どもたちのために、僕ができることをやりたい」と語るその姿は、料理人としてだけでなく、父親としても頼もしいものでした。
▶「屋台=不衛生」のイメージを変えたい!
「福岡の人って、案外屋台に行かないんですよ」と話す河野さん。
理由は“屋台=不衛生”というイメージ。でもそれなら、衛生的で美味しい料理を出せば地元の人も来てくれるはず、と考えました。
ステンレス素材で仕上げたピカピカの屋台は、その思いを象徴するような存在。
「めっちゃ綺麗になったでしょ」と笑う河野さん。
この屋台で出すのはもちろん、松山でも評判だった本格イタリアンです。
福岡の夜に新しい風を吹かせる存在になりそうです。
▶家賃6.5万円の築50年…でも「ここしかない」
福岡での生活拠点は、なんと築50年の一軒家。
天井からは雨漏りも…と決して快適とは言えない住まいですが、決め手は“屋台を停められる駐車場”があったこと。
「風呂ヤバいっすよ。でもやること多すぎてそんなこと言ってられない」と笑う河野さん。
この家のキッチンを仕込み場に改装し、少しずつ準備を進めています。
限られた環境でも前向きに、家族の夢のために進み続ける姿が印象的でした。
▶出店地は日本銀行福岡支店前!ついに営業許可も
屋台の完成とともに、福岡市の認可チェックも実施されました。
営業可能なスペース内にきっちり収まり、衛生面の設備もクリア。
出店地は「日本銀行福岡支店前」という人通りの多いエリアで、これからの注目スポットにもなりそうな予感!
「昨日は工場で練習して18分でした。慣れたら10分で組み立てたい」と話すように、屋台営業の準備も着々と進行中。
営業初日は4月8日予定とのこと。待ちきれませんね!
▶「子どもたちの未来のために」40歳の新スタート
「こっからっすね、本当に」と語る河野さんの表情は、希望と責任が入り混じっていました。
家族と離れての単身スタート、不安がないわけではありません。
けれど、ステンレス製の屋台に映るのは、彼の“本気”そのもの。
子どもたちの未来のために、そして自分の第2章のために——
40歳の春、河野さんのイタリアン屋台が、福岡の夜を明るく照らし始めます。
※この記事は2025年3月31日「ぎゅっと」の放送内容に基づいて作成しています。
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