価格&金利上昇…それでも若者が「家」を買う理由 “50年ローン”という選択肢も
人生最大の買い物「家」の購入について、意外な実態です。20代以下の持ち家率が4割を超え、2000年以降で過去最高となっています。
価格も金利も上がる中、なぜ若い世代は、今このタイミングで家を購入するのでしょうか。
名古屋市天白区に建てられた一戸建て。グレーのシックなキッチンに食洗機も完備したファミリー層向けで、100平方メートル4LDKで、約4000万円です。
できる限りコストを抑えて、買いやすくしているといいますが…。
オープンハウス・八津川幸哉さん:
「2年ぐらい前と比べて、相場は全体的に約2割上がっている」
物価の高騰が著しい昨今、家の価格も同じように上昇しています。そこに追い打ちをかけているのが“住宅ローン金利”です。
日銀が景気や物価を安定させるために定める政策金利が、9月に1.25%程度に引き上げられ、29日からの会合でも、その動向が注目されます。
価格が上がる中、金利も上昇を始めていて、家を買うには厳しい状況かと思いきや、むしろ“買いたい”という若者が増えているといいます。
総務省によると、20代以下が世帯主の持ち家率が、去年は40.7%と2000年以降で最高となりました。
実際に、取材した日にも不動産会社には20代の客の姿がありました。将来を見据えて購入を検討しているといいます。
若者世代にあるのは、さらに値段が上がるのではという“危機感”です。
オープンハウス・井戸本将幸さん:
「契約数も金利の上がる去年と比べて1.3倍ぐらいに増えている。今後下がる見通しがあまりないと感じられるお客さんも多い」
さらに、今までにはなかったローンの組み方も。“50年ローン”の登場です。
オープンハウス・井戸本将幸さん:
「40年や50年ローンを使える銀行が増えてきている。実際(若い方が)融資自体は通りやすくなっている」
ローン年数を長くすることで、より毎月の返済額を抑えることができます。50年もローンを組んで大丈夫なのかという声もありますが、専門家は有効な選択肢の一つだと話します。
モゲチェック・塩澤崇さん:
「余裕がある部分は長期分散、積み立て投資という形で、株式投資にも回すこともできる。選択の余地が広がる」
一方で、総支払額が増えるリスクの認識も必要だといいます。
モゲチェック・塩澤崇さん:
「返済を待ってもらえているというメリットを見た上で、総合的にどういう借り入れ方が自分にとって最適なのかを判断するのが、今の時代に求められている」
モノの値段が上がる中でのマイホーム。購入の仕方にも変化が出ているようです。
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