【#10】「師匠!私を弟子にしてください」積丹町の漁師に1日弟子入り!前編」(11月11日放送)
この企画は、北海道を支える様々な職業のプロに一日弟子入り!
仕事の流儀やこだわりを探り出す“仕事体験ドキュメンタリー”です。
積丹町のブリ漁師に1日弟子入り
東峰アナ:「時刻は午前3時30分。きょうは古平の漁港に来ています。きょうは、この船に乗って、漁業の師匠に弟子入りします!」
今回の師匠は、漁師歴8年。
第十八丸栄丸の船頭、山崎 翔剛さんです。
漁業のプロに、入社2年目の東峰アナが弟子入りします!
東峰アナ:「きょうはなんの漁に行きますか?」山崎さん:「ブリですね。いま全道的に注目を浴びている魚だとは思いますね」
北海道では、サケの漁獲量が年々減り続けています。
一方で、積丹半島沖では2013年頃から大量のブリが定置網に入るように!
その中でも、厳しい条件をクリアした最上級のブランドブリ「鰤宝(しほう)」 今回の漁では、その「鰤宝」を狙います!
「鰤宝」を狙い漁へ…が、しかし!
山崎さん:「結構、沖の状況は…きょうは厳しいと思います。でもとりあえず向かってみようかなと」 東峰アナ:「ちょっと船酔いをするタイプなので、心配ですけど」山崎さん:「すごい船酔いすると思いますよ」
午前4時、出航です。
東峰アナ:「きょうはどういう漁なんですか?」山崎さん:「大型定置網漁っていって…」
一般的な定置網漁は、大型の網を設置して回遊している魚が入るのを待つ漁法です。
垣網で導かれた魚は、運動場、登網を通って、最後に箱網へ。この網を起こして漁を行います。
山崎さん:「かなり波が大きいです」 東峰アナ:「うわ!わーわーわーわー。師匠、結構波が大きいです。どうですかきょうは?」山崎さん:「だいぶ厳しいと思うので戻ろうかな。戻りますね!」
東峰アナ:「ということで、師匠戻るそうです!戻りましょう!もう気持ち悪いです!」
波の高さは、約2メートル。
この日の漁獲量はゼロになってしまいます。
それでも常に危険と隣り合わせの漁では、ひとつひとつの判断が、何より重要です。
東峰アナ:「師匠。きょうは短い船旅で帰ってくることになってしまいましたね」
山崎さん:「きょうは無理だったけど、明日ですかね」東峰アナ:「明日こそは!頑張ります!」
船や漁具の管理は、それぞれ担当者がいます。
そのため、休漁の日は師匠にとって、数少ない休日です。
東峰アナ:「お父さんいたら嬉しい?」
蓮虎くん:「はい!カッコいいです頑張ってて」 東峰アナ:「お父さんってどんな人ですか?」
北虎くん:「力持ちの人。すごいね」
翌日…「鰤宝」を求めブリ漁へ出航!
東峰アナ:「師匠!おはようございます!きょうは船出られそうですか?」山崎さん:「きょうは出られると思います」
この日は、少し早めの午前3時半に出航!
定置網のある積丹町美国沖に向かいます。
山崎さん:「全然波ないですね」 東峰アナ:「全然波ないです!びっくりしました!お父様もきょう一緒に乗っている」山崎さん:「そうです」
東峰アナ:「船長さん」山崎さん:「口数は少ないんですけど、背中で語るタイプ」 師匠の父・山崎 季之船長:「潮速いか?」山崎さん:「今はそうでもない」
波の高さの他にも、船を操舵中に潮の流れの速さを見て漁の判断をします。
潮の流れが速いと、網を起こすことができないからです。
山崎さん:「行きますか!」東峰アナ:「じゃあ行きます!」
30分ほどで定置網のある漁場に到着!
早速、準備にとりかかります。
山崎さん:「氷を溶かして…」東峰アナ:「わぁ~!」
師匠の父・山崎 季之船長:「ちゃんとやれよ、ほら!氷ほら!」
山崎さん:「水槽が満タンになるまでブリが入る」東峰アナ:「え~!そんなにいっぱい入るんですか!」
水深、約56メートルから、網を起こしていきます。
山崎さん:「網が大きい袋になっている。これブリの泡」東峰アナ:「え~ブリの泡」 山崎さん:「これがパーッとでてきたら、すごい量がいるなって」
“カギ”といわれる道具を使って、少しずつ網を手繰り寄せます。
東峰アナ:「すごい!泡がすごいですね!」山崎さん:「大漁だ!大漁だ!いたどー!波立ってきた!ほら、もう見えてきたブリ」
東峰アナ:「あ!あれがブリですか!?おー!すごいデッカ!」
水中にカメラを入れてみると…
そこには、たくさんのブリが…ブリはもう目前!
最後は人力で網を手繰り寄せます!
師匠の父・山崎 季之船長:「おいしょー!!声出せほらおいしょーって!!」東峰アナ:「はい!おいしょー!!」
網を起こし始めて約40分…遂にブリが!
乗組員が、魚体が大きく脂乗りがよさそうな個体を選別します。
このブリが「鰤宝」の候補になるのです。
山崎さん:「ここら辺目がけて刺してやって」 東峰アナ:「行きます!」山崎さん:「刺して!刺して!」 東峰アナ:「はい!あい!たい!たい!」山崎さん:「これで“脱血”」
ブリを船の上でしめる「船上活じめ」
機械を操作してエラの部分を貫通させます。
これによって、生臭さの原因になる血を素早く抜き取ることができます。
山崎さん:「エラの中に手を突っ込んで。そうそうそうガッチリよ!」東峰アナ:「あ!ちょっと待ってください。ここ、ここ。あ~師匠~」 山崎さん:「左手ガッツリ握って!はい行って!はい行って!」
東峰アナ:「滑ります!師匠!滑ります!あ~!!」 山崎さん:「早く早く!!次もあるから!!はいはいはい!いいよ!はい次!」
このひと手間で、味もグンとあがります。
「鰤宝」になるためには「船上活じめ」も必須条件なんです!
山崎さん:「これ“きょう1番”でない?」乗組員:「間違いねえ」
山崎さん:「これは“鰤宝”だよ。完全“鰤宝”」
東峰アナ:「ふん~!!!よいしょ」山崎さん:「今のは“鰤宝”だわ」
少しずつ慣れてきた東峰アナ!ですが…
東峰アナ:「がっちり!がっちり!がっちり!」山崎さん:「早く早く早く!返り血浴びてる」
東峰アナ:「はぁ~辛い」
続いての作業は…
山崎さん:「このエラを開いてやって、なんぼ血抜きしても、エラに血が固まっちゃうから、この中で洗う。大体キレイになったら、隣の水槽に移して。はい!氷入れて!」
漁獲時にブリが暴れることによって体温が上昇。
鮮度が落ちる「身焼け」を起こさないようにしっかりと氷で冷やすことで防ぎます。
山崎さん:「OK!いいよ!洗って。ほら頑張れ!まさかブリ漁やらされるとは。重たいし、暴れるし」 東峰アナ:「あ~ビリビリします!」
次々と立ちはだかる過酷な作業…
果たして、最後までやり遂げることはできるのか!?
そして!苦労の末に食べる極上ブランド「鰤宝」の味とは!?
来週、18日(火)に後編を予定しています。お楽しみに!
※掲載の内容は番組放送時(2025年11月11日)の情報に基づきます
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