【廃油】を石油ファンヒーターで燃やしたらうまく燃えたよ!でもね…。
石油ファンヒーターの燃料に廃油を混ぜたらどうなるか。トヨトミ製ファンヒーターのポット式バーナーの燃焼構造が廃油ストーブに応用できないか、限界に挑む実験を行いました。暴挙と思えますが、そうではないです。結果として、10%〜20%の混合率であれば驚くほど安定して燃焼しました。しかし、消火時の挙動や内部へのカーボン堆積といった課題も浮き彫りになりました。
以前から溜まっていた廃油の利用を考えていて、暖房に使えれば一石二鳥です。その可能性を感じました。廃油ストーブの製作にとても参考になりました。これらの事実を徹底検証し、考察をしましたので皆さんと共有したいと思って動画にしました。
【重要な注意点】
・危険物の混入: 灯油よりも沸点の低いガソリンやアルコールなどを混ぜることは、炎上や爆発を招くため絶対に避けるべきです。
・機種による制限: 本実験はトヨトミのポット式バーナー限定です。他社の燃焼方式(コロナやダイニチ等)では構造が異なるため、故障や事故に直結する可能性が極めて高いと考えられます。
・水分の混入:廃油に水分が含まれていると一般的な廃油ストーブでは、天ぷら鍋に水が入ったようにはじける場合があります。石油ファンヒーターでもその可能性はあります。
・ ヒュームガス、 PAHs:廃油ストーブを室内で使用すると、有害物質の影響を無視できません。常用する場合はFF方式で屋外排気が望ましいです。
・リスク:メーカーの推奨外の行為であり、故障や火災、一酸化炭素中毒等の重大なリスクは考えられます。動画内では冗長になるので紹介していませんが、実験中はCO警報器で常に監視したうえで換気にも留意し、消火器も手元に置いて実験しました。
・自己責任:動画でご紹介した全ての行為には「自己責任」が伴います。動画を見てどう判断し、どのような結果を引き受けるかは、DIYを志す個々人の自律的な選択に委ねられるべきだと考えています。
【いるかより】
私は、「真似しないでください」とは言いません。興味をお持ちならぜひやってみてください。そして、結果もお知らせいただければ嬉しいです。ご質問があればコメントしてください。できるだけお答えします。視聴者の皆さんは、それぞれの環境でこの動画の情報を取捨選択し、賢明に判断される方々だと信頼しています。
私は何があっても責任をとれませんが、とんでもないような危険なことを動画にしていません。実験の内容はありのままに、事実として公開しています。不都合な事実を隠す嘘や隠ぺいは一切ありません。時には失敗も悪い見本として公開しています。そのうえで、この実験の範囲で大きな失敗や危険はなかったと考えています。それどころか、燃焼時はトキメキを感じるような非常にきれいな青い火でした。その気持ちは視聴者の皆さんと共有したいです。だから動画にしています。
教科書の外の世界に出るには教科書をよく理解していなければなりません。何も下調べせずに冒険は成り立ちません。それは丸腰でアマゾンに出るようなものです。
「型があるから型破り、型がなければ形(かた)無し」
という言葉があります。型を知らずにやるのは単なる形無しであって、型を知って初めて型破りになるということです。私は闇雲に危険な冒険をすればよいと思っていません。冒険のためには周到な準備が必要です。基礎的な知識を身につけていることも重要です。そのセオリーを知っているからからこそ、常識を超えた型にはまらないアイデアが生まれます。それに挑戦するのが冒険です。つまり冒険は、「型」を知ったうえで敢えてそれを破っていくものです。冒険をしなければワクワクするような楽しい発見もありません。
私の動画は、あくまで一つの「たたき台」です。ここから何を考え、どう行動し、どのようなリスクを負うか。その覚悟がある方にとって、この動画が新たな発見やDIYをめぐる冒険の楽しさを広げるきっかけになれば幸いです。
【目次】
0:00 オープニング・実験開始
0:18 廃油10%混合燃料の作成と燃焼テスト
3:10 10分経過・正常に燃える
3:30 2時間経過・一酸化炭素濃度の測定
4:15 10%混合燃料の燃焼結果と消火
5:02 廃油20%混合への挑戦
7:35 トラブル発生!消火時の煙とエラー
9:33 修理・灯油によるクリーニング
10:29 弱燃焼での再挑戦と結果
15:00 分解調査:ポット内のカーボンの堆積状況の検証
17:30 設計思想への考察:「無い事で主張」する凄さ
24:44 教科書にない分解や実験はむしろ安全につながる
25:45 今後の展望とまとめ
【訂正とお礼】
視聴者の小方魁斗さんから吸気ファンがあるというご指摘をいただき、気になってもう一度バラして確認したら衝撃でした!
本編では『燃焼用ファンが無い』とドヤ顔で説明していましたが、正しくは一つのモーター軸で『送風ファン』と『燃焼用の吸気シロッコファン』の両方を回す同軸構造でした。しかも、その吸気はモーターの冷却まで兼ねている……。
『一つのモーターで三役こなす』……トヨトミの設計者、どんだけ変態的な(最高の褒め言葉)情熱を持ってんだよ!こういう『教科書の外側』の事実に辿り着けたことが、今回の冒険で一番の収穫だったかもしれないな、と一人で唸ってしまいました。
間違いを隠さず、皆さんの知恵をお借りして『真実』に一歩近づける。これこそがDIYをめぐる冒険の醍醐味です。小方さん、本当にありがとうございました!
▼再分解して確認した映像はこちら(2分弱の動画で広告もないので是非ご覧ください!)
• トヨトミの石油ファンヒーターのフィルターとファンの構造について
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▼【NITE公式】 ファンヒーター「3.ガソリンの誤給油」(引用)
• 【nite-ps】 ファンヒーター「3.ガソリンの誤給油」
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