【THEE MICHELLE GUN ELEPHANT】アベフトシの壮絶な人生を13分で解説【バンドと共に燃え尽きたギターヒーロー】
『世界の終わり』『バードメン』『ギヤ・ブルーズ』——。
187センチの長身を細身の黒いスーツに包み、足元にエフェクターをひとつも置かず、右手ひとつでマシンガンのようなカッティングを叩き込んだTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリスト、アベフトシ。
広島・江波で友人の家にあったギターに触れ、最初にEmコードを覚えた少年は、ウィルコ・ジョンソンやミック・グリーンの乾いた音に憧れ、1994年、チバユウスケから「ライブではスーツを着ること」「薬物には手を出さないこと」という二つの条件を示されてバンドに加わります。1996年に「世界の終わり」でメジャーデビューすると、『ギヤ・ブルーズ』のツアーで横浜アリーナを埋め、フジロックではメインステージのトリを務め、代々木公園のフリーライブには雨のなか2万人が集まりました。それでも彼は「俺はギタリストというより、ただのバンドマンだと思ってるから」と語り、このバンドの外で弾くことに興味を示しませんでした。
しかし2003年、バンドは幕張メッセに集まった4万人の前で、デビュー曲「世界の終わり」を最後に鳴らして解散します。居場所を失った彼は東京を離れ、故郷の広島でペンキを塗って暮らしました。2008年の年末、吉川晃司のステージでようやく東京に戻ってきてから7ヶ月後の2009年7月22日、急性硬膜外血腫のため42歳でこの世を去ります。その日は、彼の最後のステージを収めたアルバムの発売日でした。
今回は、ひとつのバンドにすべてを賭け、そのバンドの終わりとともに静かに姿を消していった孤高のギタリスト、アベフトシの壮絶な人生を振り返ります。
【目次】
0:00 オープニング
0:56 江波の少年と、Emコードから始まった右手(1966年〜1993年)
2:27 スーツと禁薬、二つの条件(1994年〜1996年)
4:00 マシンガン・カッティングと、燃え上がる日本(1997年〜1999年)
5:45 頂点の景色と、「ただのバンドマン」の誓い(2000年〜2002年)
7:29 LAST HEAVEN、世界の終わりの日(2003年)
8:50 東京を離れ、広島でペンキを塗る(2004年〜2008年)
10:40 7月22日、そして鳴り続ける右手(〜2009年)
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