東芝が手放したメモリは、なぜ3か月で1兆円超の利益を出せたのか
2026年の4月から6月。たった3か月で、営業利益1兆2,700億円。前の年の1年分を3か月で超えたのは、9年前に東芝が手放したメモリの事業、キオクシアでした。手放したのは赤字の事業ではなく、いちばん稼いでいる事業。2回の深い谷の時期に、何を止めて、何を止めなかったのかを、決算と工場の発表で追い、製造業の管理職の目線で解きます。最後は、あなたの工場の「注文の少ない時期」の判断に置き換えます。
0:00 冒頭:3か月で1兆円超
0:50 手放したのは、稼ぎ頭だった
2:37 売却、そして新しい会社へ
3:35 どん底 谷が2回
4:54 何を止めて、何を止めなかったか
6:30 山が来た
8:12 答え
9:11 あなたの工場では
▼ 出典(会社の発表・決算と書籍で確かめたもの)
・2026年4〜6月の売上収益・営業利益・増収の理由・2026年4〜9月の見込み:キオクシアホールディングス 2027年3月期 第1四半期 決算短信(2026年7月31日)
・2026年3月期・2025年3月期の営業利益・2年連続の過去最高:キオクシアホールディングス 決算短信(2026年5月15日・2025年5月15日)・Investor Day 2026
・2020年3月期・2024年3月期の営業損益:キオクシアホールディングスの決算資料
・ウエハー投入の約3割削減(2022年10月〜):キオクシアの発表(2022年9月30日)
・上場の延期:キオクシアホールディングスの発表(2020年9月28日)
・北上工場 K2棟(2022年4月に建設開始・2024年7月に建屋完成・2025年9月に稼働・第8世代・共同投資・助成金):キオクシアの発表(2022年3月23日・2024年8月1日・2025年9月30日)
・第10世代の生産:キオクシアの発表(2026年7月3日)
・推論システムでの大容量SSDの需要(会社の見通し):キオクシアホールディングスの発表(2025年6月5日)
・四日市工場のデータとAIの解析:キオクシア「四日市工場」・統合報告書2025
・全株式の譲渡(2017年9月の契約・2018年6月の完了・3,505億円の再出資):東芝の発表(2017年9月28日・12月13日・2018年5月17日・6月1日)
・フラッシュメモリの発明(舛岡富士雄):『Newsがわかる特別編 半導体がわかる』(毎日新聞出版)
・東芝の利益に占めるメモリ・営業利益の見通し・投資計画・元社員の発言:『東芝解体』(週刊東洋経済eビジネス新書・東洋経済新報社)
・原発の子会社の買収・建設コストの増加・1兆円を超える損失:『東芝と経産省 失敗の本質』(週刊エコノミストebooks・毎日新聞出版)
・上場廃止の危機・売却益・自社株買い・2022年の需要の急減:『東芝の末路』(週刊東洋経済eビジネス新書・東洋経済新報社)
・株主の声・「業績の足かせ」:『電機の試練』(週刊東洋経済eビジネス新書・東洋経済新報社)
▼ 映像・写真
キオクシアの公式の写真・図、東芝・キオクシア・TSMC の公式の写真とロゴ。一部の場面の絵はAIで作成しています。
▼ 前の動画
中国も追いつけない。AIの頭脳は、なぜ台湾で作られるのか • 中国も追いつけない。AIの頭脳は、なぜ台湾で作られるのか
コメント 読み込み中…