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資産が増えると、お金の考え方はどう変わるのか

夜ふかし解剖室33,263回視聴投稿日: 2026/10/16
貯金や株を1,000万円持っている家でも、6軒のうち5軒は、老後が心配だと答えています。 では、いくらあれば、老後の心配は小さくなるのでしょうか。 この動画では、日本の5,000世帯の「家計の金融行動に関する世論調査」、3万人の「金融リテラシー調査」、内閣府の満足度の調査、そしてアメリカ・イギリスの研究をもとに、資産100万円・500万円・1,000万円・3,000万円の4つの席で、お金への向き合い方がどう変わるのかを比べました。 満足がいちばん大きく上がるのは、最初の100万円。 増やしたい気持ちは、席が上がるたびに少しずつ強くなり、お金の知識の差は1,000万円の手前で開きます。 そして、老後の心配と将来の計画は、3,000万円の席で一気に変わりました。 次の席へ上がるための4つの鍵 ・すぐ使えるお金を、手元に持つ ・増やすお金は、買ったら触らない ・増え方は、勘ではなく、計算で確かめる ・計画を立てて、使ったお金を見張る あなたの家の、次の壁はどこでしたか。よかったらコメント欄で教えてください。 ---------------------------- ▼目次 00:00 プロローグ:6軒に1軒 00:53 第1章:100万円の席 03:39 第2章:500万円の席 07:03 第3章:1,000万円の席 10:19 第4章:3,000万円の席 14:17 第5章:上の席へ行く鍵 ---------------------------- ▼参考文献 [1] 金融経済教育推進機構(J-FLEC)(2025)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年[二人以上世帯調査]」設問間クロス集計・時系列データ  二人以上世帯5,000世帯(2025年6〜7月)。金融資産の額ごとの、老後の生活の心配・生活設計(将来のお金の計画)・これから持ちたい金融商品・お金を持つ目的・この1年の家計の評価。金融資産を持たない世帯を含む中央値は720万円。 [2] 金融経済教育推進機構(J-FLEC)(2025)「金融リテラシー調査 2025年」  全国の18〜79歳の3万人。正誤問題25問の、金融資産の額ごとの正答率。複利の問題に正解した人は43%。 [3] 内閣府(2020)「満足度・生活の質に関する調査報告書 2020 〜我が国のWell-beingの動向〜」(第4次報告書)  2019年と2020年の調査。生活全体の満足度(0〜10点)を、世帯の金融資産の額ごとに比べた。100万円未満5.05点・100〜300万円5.66点で、この一段の上がり幅がいちばん大きかった。 [4] Ruberton, P. M., Gladstone, J., & Lyubomirsky, S. (2016) "How your bank balance buys happiness: The importance of 'cash on hand' to life satisfaction" Emotion 16(5), 575–580  イギリスの銀行の客585人。満足度の答えと、本人の口座の記録を合わせた。すぐ使えるお金(普通・貯蓄口座の残高)が多い人ほど、お金の安心感が高く、人生の満足も高かった。投資・支出・借金をそろえても残った。 [5] Barber, B. M., & Odean, T. (2000) "Trading is hazardous to your wealth: The common stock investment performance of individual investors" Journal of Finance 55(2), 773–806  アメリカの証券会社に口座を持つ66,465世帯(1991〜1996年)。売り買いがいちばん多い組の増え方は1年に11.4%で、株の市場全体の17.9%を下回った。 [6] 日本証券業協会(2024)「2024年8月初旬の相場急変局面におけるNISAの動向(証券会社10社)」  2024年8月2・5・6日の3日間に、NISA口座で売られた上場株式は862億円、買われたのは1,948億円。 [7] Levy, M., & Tasoff, J. (2016) "Exponential-growth bias and lifecycle consumption" Journal of the European Economic Association 14(3), 545–583  アメリカの569人。約3人に1人が、お金の増え方をまっすぐな線で考えていた。正しく見積もれる人は、まっすぐ考える人より資産が55〜90%多かった。 [8] Foltice, B., & Langer, T. (2017) "In equations we trust? Formula knowledge effects on the exponential growth bias in household finance decisions" Decision Analysis 14  複利の式を知っている人は、計算機がなくても、貯金と借金の両方で見誤りが小さかった。 [9] Ameriks, J., Caplin, A., & Leahy, J. (2003) "Wealth accumulation and the propensity to plan" Quarterly Journal of Economics 118(3), 1007–1047  アメリカの大学・研究機関で働く人の年金(TIAA-CREF)に入っている約2,000世帯。計画を立てる性分の家ほど、資産が多かった。その差は、我慢強さや遺産を残したい気持ちとは関係がなく、理由の一部は、使ったお金をこまめに見張ることだった。 [10] Donnelly, G. E., Zheng, T., Haisley, E., & Norton, M. I. (2018) "The amount and source of millionaires' wealth (moderately) predict their happiness" Personality and Social Psychology Bulletin 44(5), 684–699  100万ドル(約1億5千万円)以上を持つ4,000人あまり。自分で稼いでお金持ちになった人は、親から受け継いだ人より、少し幸せだった。 ※席の数字は[1]の二人以上世帯(世帯主が20〜79歳)の、金融資産の額ごとの集計です。金融資産は、預貯金(日常の出し入れ用を除く)・株・投資信託・保険などで、家や車は含みません。席の区切りは、100万円の席=100〜200万円未満、500万円の席=500〜700万円未満、1,000万円の席=1,000〜1,500万円未満、3,000万円の席=3,000万円以上です。「老後が心配」は「非常に心配である」と「多少心配である」の合計です(87.7%・86.2%・83.6%・51.4%)。 ※知識の正答率は[2](区切りは、250万円未満・500〜750万円・1,000〜2,000万円・2,000万円以上)、満足度は[3](100〜300万円・500〜700万円・1,000〜2,000万円・2,000〜5,000万円)で、調査ごとに区切りが違うため、4つの席への当てはめは目安です。 ※上の席ほど年配の家が多くなります(3,000万円以上の家は、60代が27%・70代が25%)。どの数字も相関で、資産が考え方を決める、考え方で資産が決まる、と言い切るものではありません。 ※年5%などの利回りは計算のための仮定で、将来の増え方を約束するものではありません。クイズの答え(約4,160万円)は月ごとの複利、「まっすぐな線」(約3,150万円)は単利で計算し、税金や手数料は入れていません。投資には元本割れのおそれがあります。特定の商品・金融機関を勧めるものではありません。 ※新NISAの一生の枠(1,800万円)は、2026年10月時点の制度です。[6]の数字は、証券会社10社のNISA口座の上場株式(ETF・REITを含む)の売買額です。 ※アメリカ・イギリスの研究は、その国の調査です。[9]は大学・研究機関で働く人の年金の加入者で、平均的な家とは違います。お金のことは、ご自身の状況に合わせて判断してください。 ---------------------------- ▼夜ふかし解剖室 ずっと不思議だった小さな「なぜ」を、論文や研究をもとに、ひとつずつ解剖していきます。 よろしければチャンネル登録をお願いします。 #資産 #老後 #新NISA #お金 #雑学

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