ロケットの仕組み:機体の大半が燃料になる理由【ロケット工学】
アポロ11号を月へ送ったサターンVは、打ち上げたときの重さの9割以上が燃料でした。月へ向かった宇宙船は、全体のわずか1.5%です。
なぜロケットは、機体のほとんどを燃料にしなければならないのか。1903年に発表された「ロケット方程式」を使って、実際に計算しながら確かめます。
ゴダード、ツィオルコフスキー、そしてペンシルロケットから「おおすみ」までの日本のロケット開発も、数字と一緒にたどります。
▼ チャプター
0:00 月へ向かったのは1.5%
2:09 真空では押す相手がない?
4:18 作用と反作用
5:55 液体燃料ロケットの始まり
6:59 宇宙へ行くのは速さの問題
9:52 ロケット方程式
11:39 燃料を運ぶための燃料
13:56 エンジンの性能は排気の速さ
15:54 1段で宇宙へ行けるか
17:30 空になった段を捨てる
18:56 実際のロケットの数字
21:16 機体を極限まで薄く
22:44 ペンシルロケット
25:40 4回の失敗と「おおすみ」
28:18 ゆりかごの外へ
▼ 計算の前提について
・第8〜9章の「1段式・2段式」の計算は、排気の速さ 4.5 km/s、必要なΔv 9.7 km/s、タンクやエンジンなどの重さを「その段の全体の1割」とした場合の試算です。
・性能の数字は資料によって測り方が違うため、代表的な値を使っています。
・数字は分かりやすさのために丸めている場合があります。明らかな誤りに気づいた方は、コメントで教えていただけると助かります。
▼ 制作について
・制作には AI を活用しています。3Dモデルは、公開資料をもとに形を簡略化した説明用のものです。
▼ 主な出典・参考資料
【サターンV・アポロ】
・NASA「Saturn V」関連資料、Wikipedia「Saturn V」
【ゴダード・新聞の社説】
・The New York Times, "A Severe Strain on Credulity"(1920年1月13日)と訂正記事(1969年7月17日)
・Wikipedia「Robert H. Goddard」
【ロケット方程式・ツィオルコフスキー】
・Wikipedia「Konstantin Tsiolkovsky」
・Wikipedia「Delta-v budget」
【エンジンの性能】
・Wikipedia「Specific impulse」
・Wikipedia「RL10」
【実際のロケット】
・Space.com:SpaceX の2025年の打ち上げ回数
・Wikipedia「Falcon 9」
・Wikipedia「H3 (rocket)」
・マイナビニュース:H3 7号機と HTV-X1
・Wikipedia「Space Shuttle」
【薄い機体】
・Wikipedia「Balloon tank」
・Wikipedia「SM-65 Atlas」
・Wikipedia「Fuel fraction」
・Don Pettit, "The Tyranny of the Rocket Equation"(NASA, 2012年)
【日本のロケット開発】
・JAXA 宇宙科学研究所「日本の宇宙開発の歴史」
・JAXA 宇宙科学研究所「ペンシルロケット」
・JAXA 宇宙科学研究所「カッパロケット」
・JAXA 宇宙科学研究所「おおすみ」
・JAXA 宇宙科学研究所「内之浦50年」資料
【打ち上げ費用】
・Elon Musk へのインタビュー(New Scientist, 2012年5月)
▼ 映像・写真・音
・映像:NASA(アポロ11号の打ち上げ、宇宙ステーションから見た地球)
・写真:NASA(ロバート・ゴダード)、NASA/Bill Ingalls(ドン・ペティット)、Wikimedia Commons(コンスタンチン・ツィオルコフスキー、パブリックドメイン)
・映像素材:Pixabay など
・効果音:Pixabay ほか
※ NASA の素材を使っていますが、NASA がこの動画を推薦・監修しているわけではありません。
#ロケット #宇宙 #物理 #ロケット方程式 #サターンV
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