「横川のまちに汽笛は鳴り止まない」〜峠の鉄道の歴史は人の歴史だった〜
1997年9月30日。
信越本線 横川―軽井沢間を走る列車の歴史が終わる。
1893年の開通から100年以上。
人や物を運び、碓氷峠を越えてきた鉄道。
2018年10月。
この線路を歩く「廃線ウォーク」が始まりました。
その翌年、2019年10月。
台風19号によって、下り線9号トンネル周辺が被害を受けました。
線路は大きく傷み、
今も復旧できていない場所があります。
2024年8月には、別の箇所で土砂崩れも起きました。
歩くこと出来るのは、決して当たり前ではありません。
災害を経験するたびに、
この場所を残していくことの難しさを知ります。
だからこそ、
壊れてから直すのではなく、
未然に防ぐための活動が必要だと考えています。
そして、下り線9号トンネルの修繕は諦めていません。
廃線ウォークサポーターとともに線路に手を入れ、
歩き、話し、伝える。
何度も歩くうちに、
廃線ウォークは日常になっていきました。
でも、そうじゃない。
あたりまえじゃない。
季節が変わる。
風の冷たさが変わる。
トンネルの先の景色が変わる。
かつて列車を運転した人。
駅で働いた人。
このまちで鉄道とともに暮らした人。
それぞれの言葉から、
峠の鉄道をたどります。
そこに残っているのは、
線路だけではありません。
人の暮らし。
旅の思い出。
鉄道とともに過ごした時間。
峠の鉄道の歴史は、人の歴史だった。
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公益財団法人 東日本鉄道文化財団
地方文化事業支援
「信越本線 横川―軽井沢間 鉄道遺産保全事業」
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