【作品解説】国立西洋美術館にて、日本美術史家・太田梨紗子さん、CasaBRUTUS編集長・西尾洋一さんと葛飾北斎『冨嶽三十六景』を読み解きました。
撮影は2026年4月20日、東京・上野の国立西洋美術館。
葛飾北斎『冨嶽三十六景』全46図を井内コレクションより一挙公開する特別展示を、日本美術史家の太田梨紗子さんの解説で巡りました。
きっかけは、東京アートフェアで『神奈川沖浪裏』のピンク色が美しい一枚を画商さんに紹介していただいたこと。
「実は西洋美術館にコレクターの方が寄託されていて、近々展覧会をやりますよ」とお声掛けいただき、西尾さん経由で太田さんに解説をお願いするという座組で実現しました。
話題は、井内コレクションのコンディションの良さ(『神奈川沖浪裏』を3枚お持ちで全部展示している、というコレクターの真骨頂)、合成顔料『ベロ藍』のブームと「四十六景」追加10図の商業的経緯、北斎の彫師スタートの経歴と「コストを考えてこそ職人」の美意識、孫の放蕩で10年苦労した時期、江戸の信仰『富士講』、透視図法の独自解釈(消失点を2つに分けた)まで多岐にわたりました。
ところで国立西洋美術館は、私にとって個人的にも深い場所です。
幼少期に父に連れられて『ゴヤ展』を見るために3時間並び、それで一度は芸術が嫌いになった原体験の地でもあります。
それなのに、いつの間にか自分が芸術家になってしまった、いわば『願わざる発祥の地』。そこで井内コレクションの北斎を観るという、不思議なご縁を頂きました。
「北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより」は、国立西洋美術館(東京・上野公園)にて2026年3月28日(土)〜6月14日(日)開催中です。
ぜひ会場で、北斎が70歳を超えて到達した『冨嶽三十六景』の躍動感を、本物で体感してください。
▼展覧会公式サイト
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions...
▼村上隆Instagram
/ takashipom
▼村上隆X
https://x.com/takashipom
▼カイカイキキ総合ホームページ
https://www.kaikaikiki.com
▼目次
00:00 オープニング
00:12 作品解説:「神奈川沖浪裏」
03:50 作品解説:「凱風快晴」
08:36 作品解説:「身延川裏不二」
11:08 作品解説:「諸人登山」
12:42 作品解説:「甲州三坂水面」
13:17 作品解説:「身延川裏不二」/江戸からは見えない富士山
13:45 作品解説:与謝蕪村「冨嶽列松図」
16:01 作品解説:「東都浅草本願寺」
18:20 鑑賞を終えて
#NMWATokyo #国立西洋美術館 #村上隆 #カイカイキキ
コメント 読み込み中…