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「今さら何やってんの?」走行中ワイヤレス給電なんて無駄すぎる。Japan Mobility Show Bizweek 2026

Andy Kondo - Innovation Analyst21,515回視聴投稿日: 2026/10/19
10月16日、幕張メッセのJapan Mobility Show Bizweek。日本自動車工業会のテーマ展示で「第3のインフラ」として大きく扱われていたのが、道路にコイルを埋めて、走っている車に電気を送る「走行中ワイヤレス給電」でした。 電池も充電もこれだけ速くなった今、なぜ道路を掘るのか。欧州が10年前から実際の道路で試し、お金を付けなかった道です。 無料メルマガ Andy's Weekly(週1・欧州と日本のモビリティの見立て):https://andykondo.substack.com 講演・企業向け勉強会のご相談(商用車・物流・電動化):https://andykondo.jp/speaking.html 展示が掲げたメリットは、航続距離が伸びる、電池を減らしてコストダウン、充電ストレスの緩和、商用車の積載量の拡大。ロードマップは「2030年代の早い時期に、主要な高速道路に整備」。ホンダのブースには、1ユニット50kW・大型トラックで200kWを目指すモックアップと、乗用車向けの50kW充電器が並んでいました。 一方の欧州。スウェーデンは2016年から走行中給電を試し、2025年に電化道路を国の計画から外しました。ドイツのアウトバーンの架線方式は技術的には成功しましたが、2024年末で試験を終えています。フランスは道路に埋める無線方式で平均200kWを出しましたが、国の計画はトラック用の「止まって充電する」充電器でした。その間に電動トラックは1回の充電で500〜700km走るようになり、充電は400kWからメガワットへ。トラックはどのみち休憩で止まる。だったら、止まる場所に電気を置けばいい。 そして最後に、なぜこんな発想が展示の主役になるのか。目的を決めて手段を選ぶ欧州と、何のために電気にするのかが決まっていない日本の違いを話しています。 ■ チャプター 00:00 幕張の主役は「走行中ワイヤレス給電」 01:00 今さら道路で充電? 02:04 自工会テーマ展示のクライマックス「第3のインフラ」 03:14 展示が掲げたメリットと、2030年代のロードマップ 03:51 ホンダのモックアップ:1ユニット50kW、大型トラックで200kW 04:45 館山道の実証:NEXCO東日本と、ホンダ・大成建設、トヨタ・デンソー・大林組 05:37 隣にはHonda Chargeの50kW 06:54 世界は300〜400kWが当たり前 09:07 道路にコイルは「絵に描いた餅」 10:00 欧州は10年前にやっていた:スウェーデン 11:00 ドイツのeHighway:技術は成功、でも試験は終了 12:14 フランスの無線給電:200kWはもう出ている 13:32 欧州は「止まって充電」に予算を付けた 14:58 電動トラックはもう700km走る 15:51 スウェーデンの400kW充電拠点、次はメガワット 18:35 計算:300mで0.6kWh、休憩30分なら200kWh 20:40 積載量は、道路ではなくルールで解ける 21:57 その費用は誰が払う? 誰が保守する? 22:53 そもそも、何のために電気にするのか 24:22 欧州:目的→手段→順番。水素は先送り、その先に自動運転 25:26 日本:グリーン成長戦略と、自動運転トラック 26:06 水素:海外から船で運ぶのか 28:25 目的がないから、手段がちぐはぐになる 32:05 欧州から帰ってきて ■ 関連する動画 ▼ スウェーデンの大型EVトラック充電ステーションは、未来の自動運転ターミナルだった(Einride × NVIDIA)    • スウェーデンの大型EVトラック充電ステーションは、未来の自動運転ターミナルだった|E...   ▼ IAA Transportation 2026 現地レポート(大型トラックは電気で決まっていた)    • なぜ欧州は40トンのトラックを電気で走らせるのか?もうディーゼルやめます。|IAA ...   ■ 補足と訂正 事実と僕の見立ては分けて話しているつもりですが、勢いで言い過ぎた&間違えたところを補足します。 ・4:13「磁気共鳴式」→ ホンダの発表は「磁界結合方式」です。 ・11:39 ドイツの架線:試験は2024年末で終了し、架線は2026年3月の政府答弁の時点でまだ撤去されていません。ドイツ政府が技術を正式に否定したわけではありません ・13:00 フランス:A10の実証が「中止」と発表されたわけではありません。2026年4月の国の計画(トラック用の定置充電器 約8,000基)に電化道路が入っていない、という意味です ・16:11 Varbergの拠点:Milenceが最大1,440kWのメガワット充電を動かしているのはオランダ・ベルギーの拠点です。Varbergは第2期でメガワット充電を予定しています ・26:23 水素:展示には国内でつくる説明(副生水素・水電解)もありました。海外から船で運ぶ絵が強く印象に残った、という趣旨です ・27:21/28:17 三菱ふそう:2026年4月から日野自動車と統合したARCHIONの子会社です。ダイムラー・トラックはARCHIONの大株主です ■ 主な出典 ・展示の内容:Japan Mobility Show Bizweek 2026(2026-10-16)の会場パネル(筆者撮影) ・ホンダ:本田技術研究所 発表(2026-10-05) ・館山道の実証:NEXCO東日本 発表(2026-05-26) ・スウェーデン:Trafikverket(2024-12)、スウェーデン政府の国家計画改定(2025-02-17) ・ドイツ:autobahn.de(ELISAの結果)、ドイツ連邦議会 Drucksache 21/4548(2026-03-04)、連邦交通省(トラック急速充電網、2026-09) ・フランス:VINCI Autoroutes(2025-10-22)、仏政府のトラック充電計画(2026-04-17) ・欧州委員会:COM(2025)260(2025-05) ・電動トラックの航続:各社公表値(IAA Transportation 2026) ・積載:ICCT(2021)、EUの重量緩和 Regulation (EU) 2019/1242 ・欧州の水素:Daimler Truck(2025-09、2026-09-15) ・日本の目標:経済産業省 グリーン成長戦略 ・計算(300mで0.6kWh、30分で200kWh)は出力×時間の上限値で、実際は車両の受け入れで下がります ■ Andy Kondo|イノベーションアナリスト 世界の展示会や企業の現場を継続取材し、技術と産業の変化をお伝えしています。 公式サイト:https://www.andykondo.jp note:https://note.com/andykondo 無料メルマガ Andy's Weekly:https://andykondo.substack.com モビリティ産業ニュースレター Andy's Mobility Signals:https://andykondo.jp/briefing.html #走行中ワイヤレス給電 #JapanMobilityShow #EVトラック #急速充電 #電動化 #水素 #自工会 #商用車

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