「戦後思想」から何を受け継ぐかー柄谷行人・加藤典洋から考える、国家・資本主義・自立|與那覇潤×萱野稔人×宇野常寛
〈目次〉
00:00 オープニング
07:05 柄谷行人は、なぜ「国家」を問題にしたのか
16:31 交換様式論と資本主義批判の限界
33:43 格差と再分配から見る、国民国家の課題
41:29 加藤典洋と「戦後神話」からの自立
01:18:20 現代に戦後思想をどう受け継ぐか
01:20:58 エンディング
〈概要〉
戦後日本の思想は、敗戦によって価値の基盤が揺らいだ時代に、国家、社会、個人のあり方を問い直してきました。しかし、70年代から80年代、そして冷戦終結後の90年代へと時代が移るなかで、「戦後思想」が前提としてきた問いそのものも、大きく変化していきます。
本動画では、『江藤淳と加藤典洋』などを通じて近現代日本の歴史や思想を論じてきた評論家・與那覇潤氏と、『国家とはなにか』をはじめ、国家や暴力、政治哲学をめぐる考察を展開してきた哲学者・萱野稔人氏をゲストに迎えます。
対談では、柄谷行人が冷戦後に提示した「国家」という問題設定を出発点に、交換様式論、資本主義批判、再分配と国民国家の課題を整理。さらに、加藤典洋が問い続けた「戦後神話」からの自立を手がかりに、憲法9条、湾岸戦争、『敗戦後論』をめぐる議論を読み解きます。
現代に生きる私たちは、戦後思想から何を受け継ぎ、何を更新していくべきなのか。評論家・宇野常寛氏を聞き手に、戦後思想の現在地を紐解きます。
〈出演者〉
與那覇潤|評論家
1979年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学者時代の専門は日本近代史。地方公立大学准教授として教鞭をとった後、双極性障害にともなう重度のうつにより退職。2018年に病気と離職の体験を綴った『知性は死なない』が話題となり、20年に斎藤環氏との共著『心を病んだらいけないの?』で小林秀雄賞。主著に『中国化する日本』、『平成史』、『江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす』ほか多数。
萱野稔人|哲学者
1970年、愛知県生まれ。津田塾大学総合政策学部教授(博士・哲学)。早稲田大学卒業後、フリーターを経てパリ第十大学大学院で博士号を取得。現代社会の諸問題を政治哲学の視点から論じ、『国家とはなにか』や『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』など多数の著書やメディア出演で知られる。
宇野 常寛|評論家
1978年生まれ。批評誌『PLANETS』『モノノメ』編集長。明治大学特別招聘教授。ニュース番組や討論番組など様々なメディアに出演。著書に『ゼロ年代の想像力』『リトル・ピープルの時代』『日本文化の論点』『遅いインターネット』『チーム・オルタナティブの冒険』『庭の話』『ラーメンと瞑想』など。
〈関連書籍〉
『江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす』 與那覇潤(著)
https://books.rakuten.co.jp/rb/18180685/
『国家とはなにか』 萱野稔人(著)
https://books.rakuten.co.jp/rb/17652990/
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