かき混ぜ機のスイッチを入れて1秒、タンクが青く光った。「体が燃えている」と叫んだ作業員【セシル・ケリー臨界事故】
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1958年12月30日、年末の休みを翌日に控えた夕方。
アメリカ・ロスアラモス研究所の作業員セシル・ケリーは、
脚立に上り、ステンレスのタンクのふたにある小さなのぞき窓から中を見ながら、
かき混ぜ機のスイッチを入れました。
中に入っているのは、いつもの薄い液のはずでした。
ところがスイッチを入れて約1秒後、部屋に青い光が走ります。
ケリーは床に倒れ、建物の外へ走り出て「体が燃えている」と叫びました。
火は、どこにもついていませんでした。
薄い液をかき混ぜただけで、なぜタンクの中で臨界が起きたのか。
なぜ前もって誰も防げなかったのか。
そして、亡くなるまでの35時間に何があったのか。
タンクの中の液の動きを3Dの断面で再現し、順を追って見ていきます。
※ 当時の記録には資料によって違いがあります
(亡くなるまでの時間は約35時間と36時間など)。
はっきりしない部分は、動画内でそのように伝えています。
※ タンクの中の液の動きや部屋の様子は、
資料をもとにした説明のための再現です。
実際の形とは異なります。
動きは分かりやすくするために強調しています。
※ 動画内の「半数致死量」は、
浴びた人の半数が亡くなるとされる量(約4.5〜5グレイ)のことです。
▼ 目次
0:00 はじめに
1:51 1章 原子爆弾の材料
5:27 2章 年に1度の棚卸し
8:22 3章 1秒
12:29 4章 35時間
16:08 5章 残されたもの
19:54 まとめ
▼ 主な参考資料
・Thomas P. McLaughlin ほか『A Review of Criticality Accidents, 2000 Revision』LA-13638(ロスアラモス国立研究所、2000年)
https://orau.org/health-physics-museu...
・「The Cecil Kelley Criticality Accident: The Origin of the Los Alamos Human Tissue Analysis Program」『Los Alamos Science』23号(1995年)
https://permalink.lanl.gov/object/tr?...
▼ 写真の出典
・事故が起きたタンク:LA-13638 図12(ロスアラモス国立研究所、パブリックドメイン)
https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
▼ 音楽・効果音
・BGM:OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME) https://dova-s.jp/
「不穏の始まり」ゆうり(Yuli Audio Craft)/「仄青く眠る、海底遺跡」蒲鉾さちこ/「不可解な事件簿的なBGM」鷹尾まさき/「嫌な予感」Kyaai/「闇の淵」こおろぎ/「不安、恐怖、戦慄」「呪いに侵食され歪んでゆく空間」KK/「疑惑の霧」Keido Honda/「疑いこそすれ、信じるなどとても」「誰もいない風景」稿屋 隆
・効果音:効果音ラボ
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