【睡眠導入】眠れない夜にゆっくり聴く「江戸時代の無宿人」の物語│銭一万枚を貯めると島を出られた人々の暮らし~江戸の暮らし(無宿人編)~
#熟睡
今日も一日、本当にお疲れさまでした。
この動画は、一日の疲れを癒やし、心を穏やかに落ち着かせながら、ゆっくりと眠りについていただくために制作した歴史のお話です。
今夜お届けするのは、江戸時代に「無宿人」と呼ばれていた人々の暮らしについてです。
江戸時代には、生まれ育った村や、それまで住んでいた町の帳面から、自分の名前が外れてしまった人々がいました。
そうした人々は「無宿」と呼ばれ、帰る場所や身を寄せる先を失いながら、日々の生活を送っていたのです。
江戸の海に近い、川の河口付近には、一つの島がありました。
町で行き場をなくした人々の中には、その島へと連れてこられる者もいました。
島に到着したとき、彼らが持っていたのは、身につけている着物と、ほんのわずかな身の回りの品だけでした。
ところが、不思議なことに、何年かの月日が流れ、再び島を離れるときには、その懐に銭の包みを持っている者たちがいたのです。
彼らは、島でどのように暮らし、どのような仕事をして、お金を蓄えていったのでしょうか。
そして、銭一万枚、すなわち十貫文という金額には、いったいどのような意味があったのでしょうか。
今夜は、そんな時代を生きた、一人の男の人生を静かにたどっていきます。
生まれ育った村を離れ、江戸の町外れにある宿で暮らし始めた男。
やがて村の帳面から名前が消え、無宿人となった彼は、島へと送られることになります。
そこで過ごした年月は、三年間。
島での暮らしの中で、彼は仕事を覚え、日々の労働を続けながら、少しずつお金を蓄えていきます。
島で身につける着物は、柿色の生地に白い水玉模様が入ったものでした。
その白い水玉は、島で一年を過ごすごとに、一つずつ少なくなっていきます。
今夜は、そんな着物に刻まれていく時間の流れとともに、男が島で送った三年間の暮らしを、一つひとつ振り返っていきましょう。
島で与えられた部屋や、毎日の食事。米や麦を使ったご飯。そして、そこで暮らす人々が選ぶことのできた仕事。
米をつく作業や炭団づくり、油を搾る仕事、紙を漉く仕事など、さまざまな手仕事が登場します。
働いて得た手間賃がどのように分けられ、いつ銭が渡されていたのかについても、ゆっくりと見ていきます。
さらに、島で迎える正月や暑い夏の日々、病気になった人々のための部屋、そして人々に話を聞かせる道話の日など、島での何気ない暮らしにも目を向けていきましょう。
やがて男は、三年間の生活を終え、再び帳面に名前を戻す日を迎えます。
島で蓄えたお金を手に、彼はその後、どのような道を歩んでいったのでしょうか。
物語の後半では、江戸の町で日雇い仕事をしながら暮らしていた人々についてもお話しします。
河岸で荷物を運ぶ仕事や、普請場で土を扱う仕事。その日その日の賃金を頼りに生きる人々の姿を、静かにたどっていきます。
さらに、遠く離れた佐渡の金山へ送られた人々の暮らしについても触れていきます。
水替えの小屋や、地の底にたまる水を扱う仕事など、江戸の町とは異なる環境の中で働いていた人々の様子を見ていきましょう。
この物語には、激しい展開や大きな山場はありません。
江戸時代の町外れや、静かな島の風景を思い浮かべながら、どうぞ肩の力を抜いて、ゆったりと耳を傾けてください。
すべての出来事を覚えようとしたり、最後まで聞き続けようとしたりする必要はありません。
途中で眠気が訪れたら、そのまま目を閉じて、穏やかな眠りに身を任せていただいて大丈夫です。
今夜も、静かで心地よい眠りが訪れますように。
どうぞ、ゆっくりとおやすみください。
【目次】
00:00:00 はじめに
00:02:53 第一章 一晩二十四文の屋根代
00:05:39 第二章 生まれ育った村を離れた朝
00:09:31 第三章 帳面から名前が消える日
00:12:48 第四章 無宿人が狩り込まれる朝
00:16:23 第五章 島へ向かう舟の旅
00:19:55 第六章 柿色の水玉模様の着物
00:23:18 第七章 島の部屋とかまど
00:26:17 第八章 米と麦で作る毎日の食事
00:29:29 第九章 島での仕事を選ぶ
00:32:45 第十章 米つきと炭団づくり
00:35:58 第十一章 油を搾る仕事
00:39:30 第十二章 働いて得た手間賃の分け方
00:42:54 第十三章 銭が渡される日
00:46:04 第十四章 人々が話を聞く道話の日
00:49:47 第十五章 島で迎える正月
00:53:06 第十六章 暑い夏の島の暮らし
00:56:01 第十七章 病人のために用意された部屋
00:59:24 第十八章 着物の水玉が減るとき
01:02:28 第十九章 紙を漉く仕事
01:06:05 第二十章 町へ出かける使い
01:09:50 第二十一章 十貫文というお金
01:13:02 第二十二章 預けていた着物
01:16:38 第二十三章 再び帳面に名前が戻る日
01:20:08 第二十四章 蓄えた元手の使い道
01:23:33 第二十五章 河岸で荷物を揚げる仕事
01:27:27 第二十六章 普請場で土を運ぶ人々
01:31:05 第二十七章 その日の働きで得る賃金
01:34:21 第二十八章 別の舟に乗る人々
01:37:42 第二十九章 水替えを行う小屋
01:40:49 第三十章 地の底にたまる水
01:44:24 おわりに
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