【3回目の接地で左主翼が破断】バウンドした貨物機…フェデックス80便 成田空港【3D解説】
2009年3月23日の朝、広州から成田へ向かったフェデックス80便(マクドネル・ダグラスMD-11F・貨物機)は、強い北西の風の中で成田空港の滑走路34Lに着陸しようとしてバウンドを繰り返し、3回目の接地で左主翼が付け根付近から折れました。機体は燃料に火がついて左へ横転し、裏返しで滑走路の西側の草地に止まりました。乗っていた機長と副操縦士の2人が亡くなりました。
運輸安全委員会の調査報告書をもとに、揺れながらの進入、最後の50フィート、3回の接地、主翼が折れる順序、切れなかったヒューズ・ピン、出された勧告までを3Dで解説します。
■目次
0:00 はじめに
1:15 その朝の進入
3:51 機体のつくり
5:00 最後の五十フィート
7:27 三回の接地
10:58 翼が折れる
14:08 消火と救助
15:05 なぜ防げなかったのか
17:30 切れなかったヒューズ・ピン
19:27 その後
20:37 まとめ
■この動画のポイント
・事故は、着陸でポーポイズ(機首の上下を伴うバウンドの繰り返し)に陥り、3回目の接地で左主脚から左主翼に設計値(終極荷重)を大幅に上回る荷重が伝わり、左主翼が破断したことによると推定される
・1回目の接地の前後に操縦桿が大きく前へ操作され、2回目の接地が前脚からになって大きなバウンドが生じたこと、バウンド中に推力を使わずピッチだけで制御しようとしたことが、直接の要因と推定される
・主脚の取付部のヒューズ・ピンが切れて主脚が外れていれば、火災の広がりは抑えられた可能性があると考えられる
■出典
運輸安全委員会「航空事故調査報告書 AA2013-4」(2013年4月26日)のうち「Ⅱ フェデラル エクスプレス コーポレーション所属 MD-11F型 N526FE」を加工して作成
https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-...
■3Dモデル・素材
・"McDonnell Douglas MD-11" by zairiq-zairiq-123-pixar-cars-bfdi(CC BY 4.0)https://sketchfab.com/3d-models/mcdon...
・"ARFF Truck" by NG(CC BY 4.0)https://sketchfab.com/3d-models/arff-...
・空と舗装の素材: Poly Haven(CC0)
・炎と煙: JangaFX「Free VDB Animations」Fire Plume(CC0)
・地図・空撮・地形: 出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイル・全国最新写真(シームレス)、標高タイル)を加工して作成。写真は現在のもので、事故当時とは異なります
■注記
・3Dの映像は、報告書の記述・図・数値をもとに作り直した再現で、実際の映像ではありません。形や配置は簡略化しています。機体の塗装と文字は省いています
・報告書の「認められる」「推定される」「考えられる」の区別は、ナレーションでもそのまま使っています
・この動画は責任を問うためのものではなく、報告書と同じく事故の仕組みを知るためのものです。個人の名前は出していません
■音声・BGM
音声: Gemini 3.8 Flash TTS(ja-jp-advisor-3)
BGM: それてゆく会話 / TOGA
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