【異音・異臭でも運転継続】後に見つかった高さ14.6cmの亀裂…新幹線のぞみ34号【3D解説】
2017年12月11日、博多発東京行きの新幹線「のぞみ34号」(N700系・16両編成)は、博多を出た直後から、乗務員が異常な音や焦げたような臭いに気付いていました。岡山からは車両保守担当の社員3名も乗り込みましたが、列車は止まらずに走り続け、名古屋駅で床下を点検して運行を取りやめました。その夜、13号車の台車枠の側ばりに、下面を横切る亀裂が見つかります。乗客約1,000名にけが人はいませんでした。
運輸安全委員会の鉄道重大インシデント調査報告書をもとに、台車の仕組み、亀裂が入って進んだ経緯、そして異常に気付きながら走り続けた理由までを3Dで解説します。
■目次
0:00 はじめに
1:09 博多から岡山まで
3:08 岡山から新大阪まで
6:19 新大阪から名古屋まで
7:59 台車のしくみ
9:24 台車の中で起きたこと
11:14 なぜ板は薄くなっていたのか
15:39 なぜ設計と検査で見つからなかったのか
16:28 なぜ走り続けたのか
18:08 その後
19:26 まとめ
■この動画のポイント
・側ばりの亀裂が疲労で進み、台車枠が変形して継手がずれ、損傷したと推定されている
・亀裂には、焼鈍後の肉盛溶接による残留応力と、製造時に側ばりの下面を削りすぎて板が薄くなったことが関与したと推定されている
・走り続けた要因として、異常の重大性を示す明確な情報がなかったこと、床下点検の必要性の認識の隔たり、判断の相互依存が挙げられている
■出典
運輸安全委員会「鉄道重大インシデント調査報告書 RI2019-1」(2019年3月28日)を加工して作成
https://jtsb.mlit.go.jp/railway/rep-i...
■3Dモデル・素材
・車両・台車・建物などの3Dは、報告書の図と寸法をもとに作成しました
・舗装・砂利・土・草の素材: Poly Haven(CC0)
・地図: 出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイル・色別標高図)を加工して作成
・遠景の空と街並みの一部は、画像生成AIで作成しました
■注記
・3Dの映像は、報告書の記述・図・寸法をもとに作り直した再現で、実際の映像ではありません。形や配置は簡略化しています。人物は形だけの人形で表しています
・報告書の「認められる」「推定される」「考えられる」の区別は、ナレーションでもそのまま使っています
・この動画は責任を問うためのものではなく、報告書と同じく事故の仕組みを知るためのものです。個人の名前は出していません
■音声・BGM
音声: Gemini 3.8 Flash TTS(ja-jp-advisor-3)
BGM: ネオンサイン / くれっぷ
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